BTG = Battalion Tactical Group = 大隊戦術グループ(大隊戦術群)は現代ロシア連邦軍が改革の成果の1つとして実戦投入している編制です。NATOの通常とは違うこの部隊に対し米軍は強い関心を抱いて調査を進めています。

 BTGについて少し話を見かけたので、今回は以前参考資料として以前紹介した米軍指揮幕僚大学外国軍事研究室が発表した『Russian Way of War』という現代ロシア軍の戦争手法解析論文から関連個所を抜粋翻訳してみようと思います。
 ロシアの戦争観や作戦レベルや戦術レベルの考え方、ミッションコマンドについても触れられているので大隊戦術グループ以外でも興味深い記述があります。
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別に書いた参考資料紹介
リンク→【現代ロシア陸軍の基本戦術、装備、軍部構造、近代化理論基盤_2016】
http://warhistory-quest.blog.jp/19-Nov-28

リンク→ソ連軍士官学校での教材上の作戦術
http://warhistory-quest.blog.jp/19-Sep-20
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Battalion Symbol

_____以下 抜粋翻訳__________________

大隊戦術グループの役割

 大隊戦術グループ(BTG)は今や一般的になった特殊編制だ。自動車化歩兵または戦車大隊にいくつかの付属部隊を付けて構成される。それはソ連時代から様々な形態で存在していたものであり、陸軍だけでなく空挺や海軍歩兵部隊によっても運用されることがある。
 BTGは東部ウクライナでの戦役でロシアが選んだ手段だ。一部のアナリストは機能的な旅団を派遣することが不可能であったが故にロシアはBTGを派遣していたと推測している。現在ロシアは定期的に旅団とその装備を演習のために長距離輸送しているので、ロジスティクス上の困難性がロシアのウクライナへのBTG展開の原因である可能性は低い。むしろBTGがそのような環境下での戦闘に最も効果的な編制であると考えているようだ。

 注記しておくべき重要なことであるが、旅団システム実装初期にそのアイディアが議論されたように、BTGとは常に旅団の戦闘能力を投射する手段となることを意図していたものだ。
 2005年、旅団導入よりもずいぶん以前にロシア連邦軍参謀総長ユーリィ・バルエフスキー将軍は「チェチェンでの出来事は、自己充足型の大隊と自給充足的なインテリジェンス&通信&補給の手段を備えた戦術的グループが地域的紛争においてより巧く機能したことを示した。それが今日の厳格に定められた編制の人員配置から変更がある可能性を我々が考慮している理由である。」と述べていた。バルエフスキー将軍は大隊戦術グループに言及しているのだ。
Russian Brigade_Structure
< ロシア連邦軍の2016年時点での旅団編制内訳の例 >

 諸兵科連合部隊としての大隊戦術グループは、その旅団の分遣可能な(detachable)手段として使われることを意図されていた。2008年のロシアから得られた1つの教訓は、彼らの基地から遠く離れて部隊を展開するのは困難であったということだ。この問題を改善するために、現在ロシアはルーティン的に旅団及び師団規模の部隊を動員し演習を始める前にその装備を長距離移動させてみている。ウクライナ戦域での分遣されたBTGの運用は、ロシアが完全なる旅団を展開することができないということを意味しているのではない。この方式でのBTG運用はおそらくロシアが紛争を通して部隊ローテーションを処理する1つの方法であるのだろう。また、この特殊な環境にはBTGが最適の戦力混成であるということも意味し得る。

 BTGは共通訓練プログラムを持っているようであるが、そこには未だいくつか問題がある。指揮と統制、そして適切な付随部隊の展開運用に関して存在する諸問題が課題として在るのだが、おおやけのロシア軍事議論ではハイライトされていない。また、アルマータ共通戦闘プラットフォームが幾らか和らげているとはいえ、ロジスティクスとメンテナンスの問題もある。成功しなかった改革の1つは、民間請負業者の利益となるロジスティクス及びメンテナンス部隊の内の幾つか廃止したものである。現在ロシアはその破棄されてしまったロジスティクスとメンテナンス部隊の再建を試みている、しかし進みは遅い。BTGはいまだロシア軍を悩ましているロジスティクス問題に免疫があるというわけでは無く、BTGの指揮官たちは不満を述べている。
 また、BTGは軍集団及び軍管区レベルの参謀によって増強されているとの報告もある。ロシア式の計画立案プロセスのおかげで大隊の参謀は米軍の標準数よりも遥かに小型である。この増強された参謀は現場に上級司令部(旅団/連隊司令部)を欠いてしまっていることへの代替になる可能性もあるが、その参謀人員達は参謀本部と連絡を取り必要に応じて(BTGの)部隊指揮官に助言することもあるだろう。

ミッションコマンドと大隊戦術グループの関連性

【戦術/作戦/戦略レベルという概念の捉え方】

 ロシアの軍事的見解における戦役の戦術レベル、作戦レベル、そして戦略レベルとは西側諸国の捉え方と異なっている。
 これらのレベルを西側諸国の典型的な定義の仕方では階層的な規模(即ち大隊、軍団、戦域、タスクフォース、など)で考える。
 しかしロシア式システムにおけるこれらのレベルは、もっと部隊の任務所掌によるニュアンスで定義されるのだ。例えば、軍集団(※1)の下で作戦行動をとる師団は戦術レベルの活動をしていると捉えられる。だが師団が(通常の階層的指揮系統から)切り離され、方面軍レベルのコマンドの下に置かれ作戦行動をとる場合それは作戦レベルの活動をすると捉えられるのだ。
 同じ考え方をすれば、旅団は通常(の階層的指揮系統下で)は戦術レベルの活動として捉えられるけれども、非常に小規模な敵性勢力を相手取る紛争(例えばロシア対ジョージア)の場合であれば旅団は『戦争を勝ち取る者』となり得る。従って旅団が戦略的存在になるのだ。ロシアのシステムにおいて、大隊戦闘グループは戦術的存在である。
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※1:Army Groupは軍集団と訳されるが旧ドイツ式の軍集団(軍サイズ部隊を複数持つ編制)とは現ロシア連邦軍の軍集団は意味が異なり、師団あるいは旅団より上で総司令部より下のコマンドである。下図参照。
Russian Army Group_Structure
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【Mission Command】

 米軍のシステム内では、ミッションコマンド下級(の部隊)において術(art)というよりも科学であり、逆に上級(部隊)レベルでは科学よりも術である傾向が強い。こういった傾向はロシアのシステムでは更に顕著である。戦術のシステムは数学的な精度と計算に適している。指揮の科学には、指揮官が任務を達成するために必要に応じてその変数を調整し最良の選択肢を選ぶということが含まれている。(ロシアのシステムでは)特定の部隊が一定時間内を与えられた際に撃破するであろう敵部隊の%を推定する表(例:砲兵火力の表)を活用するといった実践的行動を可能たらしめる硬直的な戦術及び予測性法則によって、この(選択)プロセスは補助される。
 戦術に関して、米軍の意思決定プロセスの観点から見ると、ロシアの軍事指揮官は課されたタスクを達成するための計画を発展させるための選択肢が限られてしまっている。指揮官は既知の戦術『メニュー』から選ぶのだからである。
 このシステムは米軍の指揮官には苦々しいものであろうけれども、ロシアの指揮官達には快適なものなのだ。なぜならその戦術単一ではシンプルであり、けれどもその集合全体として視ると、複数のシンプルな各戦術を1つの任務を達するために組み合わせた場合もたらされるマニューバは複雑なものにできるからだ。これらの諸マニューバは『複数まとめて処理(on-the-fly)』で進められるのではなく、シンプルな複数のタスクを集め合わせた1つのものである。その立案プロセスは米軍の部隊による同等のマニューバにとっての立案プロセスよりも複雑にはならない。戦術レベルにおいて、このシステムのおかげでロシアの部隊は西側諸国の部隊よりも参謀部を小型化することができ、その任務の計画立案のために作戦命令が広範に及ぶような事態を避けられるのである。ロシア式の作戦命令では通常必要とされるのは指揮官によって署名された地図であり、その余白にはいくつかの注記事項メモが記入されている。各戦術個々ではシンプルで硬直的であるが普遍的なものであるが故に、その各戦術が集合的に使用された時それは凄まじい作戦レベルの柔軟性をもたらすのだ。

作戦術(Operational Art)と大隊戦術グループの関連性

 ロシアの軍事的文脈上では作戦術はBTGと関りがないことになっている。
 これはなぜなら『operational art』という用語の意味が米軍とロシアでは違っているからだ。

 NATOは作戦術を次のように定義している。
  「諸戦略、諸戦役、そして主要な諸作戦を設計するためのそして軍隊を組織し展開するための指揮官と参謀による創造的思考の活用である。作戦術とは、複雑な環境下の曖昧で不確定な事象を克服するための能力や知識、経験そして判断を用いる思考プロセスであり、迫りくる問題を理解するための思考プロセスでもある。また作戦術は、隷下各部隊に目標の決定や優先順位設定及び任務割り当てをしながら、統合軍司令部と参謀が組織間のパートナーの可能なこと、実際に取る行動、目的、優先順位、そして運用プロセスを検討することをすすめ、それにより統合的な行動を促進する。作戦術は組織間のパートナーと共に各軍事作戦同士を調整し協調(シンクロ)させ、必要な場合は複数の軍事作戦の統合を促進するのである。即ち、各行動努力の統合を促進するのだ。」

 実際の所この定義は、軍事的な戦力投射という観点についてだけでなく、望ましい終局状態を達成するためのあらゆる分野範囲での影響力行使手段の調整についても考察することをNATO軍人たちに導くものである。

 対照的に、ソ連/ロシアの文脈での作戦術という語の定義はより軍事的事柄への志向が見られる。
  「作戦術には軍隊の大規模部隊(方面軍、軍)による複数作戦の準備と実施することの理論及び実践が含まれる。作戦術は戦略と戦術の中間層を埋めるものである。『戦略的要求事項から由来し、作戦術は戦略的ゴールを達成するための準備と実施の手段を決定する。』作戦術は順々に『各戦術を進展させるためのタスクと指向性を打ち建てる。』ソ連の作戦術は戦争を研究し理解し準備し、そして実行するための1つの文脈をもたらしてくれる。」

 ロシアの文脈上では、作戦術は通常は偉大なるソ連の軍事思想家たち(トゥハチェフスキー、スヴェーチン、トリアンダフィーロフ、イセルソーン)が執った方針に沿って考察がなされ、大半が軍事的敵事柄に焦点をおいている。例えば複数の大規模な軍事編制によるマニューバが最適な効果を及ぼすための方策といった具合にである。
 現代の戦争はさらに予測不可能になりつつある。ロシア軍参謀総長ゲラシモフ将軍は次の様に述べた。
 「21世紀において、戦争状態と平和状態の違いが無くなる傾向が認められるようになってきている。今や戦争は宣言されることさえなく、しかし始まっているものであり、我々が慣れ親しんだパターンで進みなどしてくれないのだ。」
 ロシアは上述の主要軍事理論家たちのアイディアを保持しながらも、戦役の新形態や手法そして遂行方針に対し関心を抱き、米国/NATO式に沿うだけでなく更に広い定義へと作戦術を拡大している兆候が複数あるのだ。
 ロシアは間接的方策及び非対称手段(西側諸国が『ハイブリッド戦役』、ロシアでは『新世代の戦役』と呼ばれるもの)に関心を抱いておりそして人員配置の新システムで徴募された人員の質の向上があるにも関わらず、システム的な作戦の観点ではほとんど(もしかしたら何も)ロシア軍の戦術レベルに変化がない。(※2)
 だがしかし、大隊戦術グループの自己充足性は、縦深的に戦術的な戦い(deep tactical battle)を遂行するロシア軍の能力を拡大するものだ。そしてBTGは旅団や師団の戦闘能力を投射するための手順をもたらしている。
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※2:戦術レベルのシステムとは下記のような典型的配置と展開手法のことを本文では指しており、自動車化歩兵大隊攻撃時展開図が載せられ、それがソ連時代からあまり変化していないと述べられている。
 訳者の知見の範囲では、В.Г.Резниченкоの著した『戦術』という士官用教材が1984年に出ており、その中にこのシステム図とほぼ同じものが載っていることが確認できる。余談だがその巻末には1970年代の戦術はWW2と戦後10年間の戦術から大きく変わったと述べられている。
Russian Motorized Rifle Battalion in Offense
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 要するにロシアの戦術的リーダーシップ(特に旅団レベルかそれより下級で実践されるようなもの)は(かつての)ロシアの軍事によって定義されていた作戦術には関連はせず、西側諸国の軍事的意思決定プロセスの文脈では理解が難しく、現在と将来の戦争についての異なった世界観を抱いてるのである。
 更に、ロシア軍の人員と訓練手段の高度に特殊化された性質は、戦術レベルにおいてロシア軍の指揮官達は(標的へ攻撃を行う)戦闘能力の適用に主に焦点を置いていることを意味しており、そして戦争の外交的、情報的、経済的な側面については比較的関心が薄い、西側諸国の戦術レベルの軍事指揮官達と同じようにだ。ロシアのシステム内では一般的にこれら(外交、情報、経済)はもっと上層部隊あるいは政府の別部局の責任となっているのである。














抜粋翻訳 終

出典:米軍指揮幕僚大学外国軍事研究室, (2016), "Russian Way of War", pp.37~40
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ここまで読んで頂きありがとうございます。
何か思う所あればどうか教えてください。

改めて読み直すとBTGもミッションコマンドも解説文は無く、知らない人には意味不明な気がして恐縮ですが…BTGはわりと現代ロシアの研究者の方々が積極的に話してくれているので、そちらに頼ることにします。ミッションコマンドも米軍の論文翻訳している方が別にいらっしゃいますので調べてみてください。






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BTG以外の考察
 ・ゲラシモフ参謀総長の述べた「戦争状態と平和状態の違いが無くなる傾向」というフレーズは現代の戦略研究者達の論考の間で随分と見かけるようになってきた言葉だ。特にNATO関係諸国でよく見る。この言葉を使う人々の主張と態度は似通っている。
 戦争が他分野によって遂行されるものであり軍事的事柄はあくまでその1分野であるという主張は、現代国際政治において事実上確定的な定理として扱われている。外交戦役、情報戦役、経済戦役、軍事的戦役、その他あらゆる分野が戦役の舞台とされ、それらを統合して戦争は進むという考え方である。(ハイブリッド戦という呼称はその1つ。)これは20世紀初頭の総力戦論とは明確に違い、軍事分野を基軸とするものではない。
 現代において大規模な武力行使は国際世論の強力な抑制があり、対照的に非軍事分野はまだ明確で強制力を持つルールが無い所が多い。加えて加速度的に進む技術発展はいくつかの分野、特に電子技術と関係する各分野で影響力と影響速度を増大させている。しかもそれらは軍事分野に被る所もあり極めて曖昧な分野である。(グレーゾーン。)それ故に、戦争は武力衝突が発生する前にその趨勢が全てではないにしろ大部分が定まっていると主張する人々の論理は更に補強されることになった。
 ここで問題になっているのが、政治に関与する戦略研究者と一部の政治家(の支持層たる軍事に関心の無い市民)の間に認識の差異があり、しかも上述の進化によってその溝は更に広がっていることだ。軍事に関心を持たない人々の間では武力衝突こそが戦争であるという感覚が未だに支配的だ。そして大半の先進諸国が民主主義かその変質の政体をとっているためこの価値観が政治的指向性に影響を与え、グレーな干渉に対して深刻な脆弱性あるいは鈍重な対応を見せてしまっている。それに追い打ちをかけるのがグレーな武力行使手法の発展である。公式には軍隊を派遣していないかあるいは極めて限定的だと主張しながらも、実際は兵力を投入して激しい干渉を行っているケースが特にロシアにはよく見られる。
 現代の戦略の主戦場はかつての価値観で言えば戦争と平和の中間にある。
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・「ソ連/ロシアの文脈での作戦術という語の定義はより軍事的事柄への志向が見られる。」という軍事史観は米軍では珍しくない。
 注記しておくと、本文中のソ連の作戦術の定義はグランツ大佐が「ソ連の軍事的作戦術での縦深作戦発展史」を述べるために書いたものであり、そこから抜粋すれば軍事に焦点が当たっているのは当然の話である。それを引用して軍事志向だと述べるのは少々抵抗感があるが、他の文献でも確かにそう取れるものは見受けられる。
 例えば1970年代のヴォロシーロフ軍士官学校教材でも軍事的事柄を作戦術の焦点に当てている。グランツ大佐の定義もこれと似ている。(ただしこれも軍の士官たちが現場で実践するためのものであり、理論討議用のものでないため確証とは言えない。)ソ連軍事辞典では最初の一文以外は軍事的大規模部隊運用を主に書かれている。
 米軍によるソ連の作戦術調査論文はいくつもあるが、大半は同じ捉え方をしている。William J.A. Miller少佐の『作戦術の進化』とWilson C. Blythe Jr中佐の『作戦術の歴史』は短いながらもそこに触れている。
 けれども注目したいのが、George T. Donovan Jr.大佐の『2008年ロシア‐ジョージア戦争でのロシア式作戦術』である。彼はこの中で著名な過去の作戦術理論家に触れながらも、「これらソ連の軍事思想家たちは作戦術を抽象化するべきではないことを理解していた。むしろ作戦術はいくつかの歴史的、経済的、政治的、文化的、地理的、そして社会にあるその他要素による成果物になり得る、とわかっていたのだ。」と述べている。戦略(これは軍事戦略を内包するより広義の戦略)に貢献するために、戦術的に可能かどうかを含め検討し最適の方向性を見出す、あるいは戦術に対し戦略に貢献するものになるように範囲を与える作戦術は、武力行使以外もその所掌範囲に含まれることを最初から彼らは理解していた。だが抽象的な学術議論で終わっては現役の軍人としての本分を果たせない。理論の議論と、実践的手法の組み立ては完全同一とはならない。今回の『Russian Way of War』ではスヴェーチンを他の3者と同列に扱っているが、元々スヴェーチンはもっと広範な作戦術の捉え方を提唱し、他3者は具体的にどうするのかという作戦術の中の1用法を提唱しているのだ。ソ連の軍事理論家G.S.イセルソーン旅団司令官の『作戦術の進化』は軍事的戦闘能力の術としての作戦術とその変化を極めて良く解説している。
 作戦術という広大な可能性を持つ概念の中で、直面する現実的脅威と過去の戦史から具体的な用法を見出したのが彼らであり、そしてそれを継承しているのがソ連/ロシア連邦軍の「軍人」なのではないだろうかと思う。確かに現在のロシア「軍」が公にしているコンセプトでは作戦術は軍事的事柄への志向性が強い。しかしそれはロシアの軍事理論家たちが作戦術理論を限定しているという結論には導きはしない。現実的脅威と手法の具体化が見えてきた時、今まさにしているように、彼らは作戦術の実践を更に拡大し得る。