戦史の探求

戦史の情報を整理し探求するサイトです。 古今東西の全てを対象とし、特に戦況図や作戦図に着目しながら戦略・作戦・戦術について思索します。

August 2018

 本覚書はシリア内戦におけるシリア北西域を巡り、2016年1月~2017年2月末まで展開された作戦群の進展について記載します。
 (本が出るのを待っているのですがその間に忘れそうなので覚書を残すというのが目的です。全く詳細では無いのでお許しを。疑問点も多く、シリア内戦の外交変遷を追っている人のご意見を伺いたいのですが…)

 シリア民主軍(SDF)の2方向からのマンビジ攻勢西部アル・バーブ攻勢トルコ軍によるユーフラテスの盾作戦、シリア政府軍東部アレッポ攻勢が覚書の主要素となります。
 これらを複合した進展は極めて奇怪な事象を示しました。

事象

 弱体1勢力の特定領域に対し、他3勢力がより多く自領域を奪取するために同時的に軍事侵攻した。しかし外交等の非武力分野による影響もあり他3勢力同士の軍事衝突が極端に抑えられ、結果としてまるで並んで競う軍事侵攻レースのような形態が現出した。
20161118
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 マニューバにおいて迂回は年月を経るごとに重要性を増し、あるいは重要視されるようになってきています。

 西欧の近世と呼ばれる時代、野戦築城は既に一般化し強大な効果を会戦にもたらしていました。迂回はそれを攻略するための極めて有効な対策手法として戦史に姿を見せてくれます。本稿はその戦例の1つ、17世紀末に行われたボイン川の戦いについて記述しようと思います。
Battle of the Boyne_迂回と包囲 の戦例

 アイルランド史において最も重要な会戦の1つであり、イギリス政治史で議論が近年進むジャコバイト関連ですが軍事面以外は概略となることご容赦下さい。続きを読む

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