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[目的]
本サイトは戦史を探求するため、知見の検討や保管を目的とし作成しました。
軍事論理原則の説明は行いますが、それらは基礎的な前提として実際にその論理がどう遂行されたかに着目していきます。特に戦況図/作戦図を中心として戦例の考察をすることを目標とします。
また情報共有も目的としています。
戦史記事、論文、著作を閲覧者の方から紹介していただけたら大変感謝致します。
戦史に関する情報や記事に対する考えがありましたらご意見お寄せください。
編纂者ツイッター
https://twitter.com/noitarepootra
2018/02/08
戦史の探求編纂者
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[軍事行動の解釈における方針]
基本的にどの将校、指揮官に対してもまず「優れている」という敬意を以て分析に望みます。
一概に愚鈍な将校だと断定しその全ての行為を馬鹿げた間違いだと考えることは決してしません。
結果的に誤った行動をしていても取り巻いた背景や相手との駆け引きを考えながら解釈します。
もちろん全史の軍人が皆優秀だとは限らず時に救いようのない人間がいることも事実です。その結論に至ることは否定しませんが、思考の最初は「優れているのではないか」という所から始めるというだけです。
そうすれば「馬鹿だからこうしたのだ」と直ぐに結論に至り考察が停止してしまうことを避けられると思うからです。
また、総合的な能力が低い軍人だとしても全ての分野、全ての行動においてそうとは限らず得意な所がどこかにあることが多いと考えています。
加えて考察は軍事理論上優れているかどうかのみを重要視し独立して考えます。
如何なる宗教、国家、民族、道徳倫理観、善悪、主義もそれのみでは支持したり評価する対象にはしません。戦争にどのような影響をもたらしたかのみ取り上げます。