16世紀、中~西欧において銃の性能と戦術の発展は、他の様々な要素と絡み合いながら戦場の様相を少しずつ変えつつあり、異なった度合いながらその事象は世界各地でも見られました。今回は西アフリカ戦史において重大な契機と捉えられ、そして幾つかの誤解をかつてされていたBattle of Tondibiについて記します。
この戦例の中では戦史で注目される幾つもの事象を見ることができ、非常に意義の深いものとなっています。
・火薬技術と戦列銃兵について全く未知の軍が、火薬にあまりにも偏った依存をした軍と対決した
・モロッコ軍歩兵において銃兵が占めた割合が50%を超え、更に殆ど槍兵がおらず戦闘した可能性がある
・銃兵vs騎兵の発生
・銃兵vs弓兵の直接的対決が起きた
・包囲戦術の敗北
・牛の突撃または塁壁化戦法
・砂漠を横断する長期行軍とその膨大な損失
・会戦に勝利できても後の広域の統治支配を行える軍ではなかった
・宦官の指揮官
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この戦例の中では戦史で注目される幾つもの事象を見ることができ、非常に意義の深いものとなっています。
・火薬技術と戦列銃兵について全く未知の軍が、火薬にあまりにも偏った依存をした軍と対決した
・モロッコ軍歩兵において銃兵が占めた割合が50%を超え、更に殆ど槍兵がおらず戦闘した可能性がある
・銃兵vs騎兵の発生
・銃兵vs弓兵の直接的対決が起きた
・包囲戦術の敗北
・牛の突撃または塁壁化戦法
・砂漠を横断する長期行軍とその膨大な損失
・会戦に勝利できても後の広域の統治支配を行える軍ではなかった
・宦官の指揮官
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