戦史の探求

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タグ:オリーブの枝作戦

 本稿は2018/1/20に始まったトルコ軍及び親トルコ派反乱軍によるシリア北西部アフリン郡への侵攻作戦『オリーブの枝作戦(Operation Olive Branch)』の諸条件を記述する。

 空軍を含めた各地点戦闘の日足分析は別拙稿 [トルコ軍の空爆・砲撃と陸軍の進軍経過]を参照
olivebranch
(画像ソース:http://www.haberyirmi.net/2018/02/tskoso-duz-ovaya-indi-afrin-son-duru.html )続きを読む

 2011年3月よりアラブの春と呼ばれる寡占型政府打倒運動が始まった。それは単純な民主化のみならず民族主義、宗教主義、そして諸外国の思惑を巻き込み巨大な武力衝突の場となりみるみるうちに秩序を崩壊させた。反体制派の初期の隆盛と外国の支援、ISILと呼ばれるイスラム過激派の勃興、クルド系北部勢力の伸張、シリア政府軍の逆襲。各々の戦役は限られた軍事力の中で苦心して造られたものである。ここにその戦役集を一部紹介したい。

…そのうち各戦役書いて行く予定です。すいません。

『ラッカ戦役』 北域SDF及び有志連合の南進_北部_2017/1/17~4/5

Raqqa Campaign (2016~2017)
 複数の大規模な戦術的攻勢が連動し最終的に一つの作戦目標に対し結集している。高度な連携であり、見方によっては複数の小戦役群による作戦術概念の適用と言う者もいるようだ。

『ユーフラテスの盾作戦』トルコ系軍の北部拡張_北中部_2016/8/24~2017/3/26

Trukish Occupation of Northan Syria 
Operation Euphrates Shield 

『アレッポ東域攻勢』 北域政府軍の東進_北中部_2017/1/17~4/5

East Aleppo Offensive (2017 Jan~)

『マスカネ平原攻勢』 北域政府軍の南進_北中部_2017/5/9~7/8

Maskanah Plains Offensive


『ホムス東域攻勢』 中央政府軍の東進_中部_2017/3/5~5/12

Palmyra Offensive (2017)
Eastern Homs Offensive

『シリア南部砂漠戦役』 政府軍の南部反体制派抑え込み_南部_2017/5/7~7/13

Syrian Desert Campaign

『シリア中央戦役』 政府軍の大拡張_中部_2017/7/14~10/21

Central Syria Campaign

 この中央戦役はロシア・イラン・シリア政府軍の作戦術の結集であるとみなしている。
 北部の『マスカネ平原攻勢』、中央部の『ホムス東域攻勢』、南部の『シリア南部砂漠戦役』という3つの離れた場所での戦役は全て一つの戦略のために立案された攻勢であり、作戦術の概念に基づき指揮が行われている。これらの戦役が同時的に行われ、連続的に進行し、最終的に結集させた作戦術の結果こそこの『シリア中央戦役』とそれに伴う政府軍の戦略的優勢の確定である。
 

『シリア東部戦役』 政府軍SDFの競争_東部_2017/9/14~12/17

East Syria Campaign

『オリーブの枝作戦』 トルコ系軍のアフリン奪取_北西部_2018/1/21~

    2018/1/21よりトルコ軍及びTFSA(親トルコ派自由シリア軍)はシリア北西突出部のアフリン州への軍事侵攻を開始した。トルコ政府はこの作戦を「オリーブの枝作戦」(Operation Olive Branch)と名付け、権力集中を行っているエルドアン大統領肝いりの戦争として発動した。

オリーブの枝作戦概要 (戦略目標、作戦基本方針、戦力、地形区分、時間区分)

作戦前期の陸軍の戦術的傾向

作戦中期の陸軍の戦術的傾向

作戦後期の陸軍の戦術的傾向


トルコ軍の空爆・砲撃に着目した進軍経過

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